1993-05-21 第126回国会 衆議院 予算委員会 第23号
そして、八二年に成立したシアヌーク、ソン・サン、ポル・ポト派の三派から成る民主カンボジア連合政府に国連代表権を認めていたのではありませんか。三派の連合とはいっても、プノンペン政権に実質的に対抗していたのはポル・ポト派であったが、それでも認めていたのではありませんか。それについて政府は、正しい判断であった、こう考えておられるのかどうか、お答えを願います。
そして、八二年に成立したシアヌーク、ソン・サン、ポル・ポト派の三派から成る民主カンボジア連合政府に国連代表権を認めていたのではありませんか。三派の連合とはいっても、プノンペン政権に実質的に対抗していたのはポル・ポト派であったが、それでも認めていたのではありませんか。それについて政府は、正しい判断であった、こう考えておられるのかどうか、お答えを願います。
国連代表権の問題にしても、今のカンボジアの民主政権を支持していくという日本の姿勢は変える考えはありません。 ただ、浅尾外審のベトナム訪問について、私自身としてはそうした基本方針を変えるということじゃなくて、これからASEANの拡大外相会議に臨むわけで、その場合に今ASEANでは各国が相当ベトナムとの間にもカンボジア問題をめぐっての積極的な外交を展開しております。
○国務大臣(伊東正義君) 私、東南アジアを回ったときも、ASEANの人々から、国連の代表権についてASEANは一致して民主カンボジア政府の国連代表権を維持しているから、日本も協力してもらいたいということを要請があったわけでございます。
国連代表権においてはポル・ポト政権にこれを与えるべしということで従来の立場を堅持するお考えでございましょうか。そこら辺はいかがでしょう。
戦後は、中華人民共和国を無視したり、二つの中国論を展開する政治方針に反対し、中国との国交回復、日台条約破棄、中国の国連代表権回復などを要求し、日中両国民の真の平和友好関係の樹立に努力をしてまいりました。 いま当委員会に付託されている日中平和友好条約が、平和五原則に基づく日中関係の発展という課題にこたえるものかどうか、疑問点を徹底的に明らかにすることは、国民に責任を負う党の当然の使命と考えます。
○松本(善)委員 その考えでいきますと私は間違うんじゃないかと思いますが、中国の場合を考えれば、中国の国連代表権問題で日本政府の立場は間違っているということは、明白に国際場裏で明らかになったわけですね。それと同じ問題なんです。これはほかの場合でもいろいろ問題になっていることは明らかです。そのロン・ノル政権がカンボジアの国民をほんとうに代表しているかどうかという問題が問題です。
世界の情勢、特に中華人民共和国が国連代表権を獲得するという事態になってやっとみこしを上げたという感じなんですが、これが今後の日本の外交にどう影響してくるだろうかということが当面の国民の知りたいところだ、感じ取りたいところだったと私は思います。
中国の国連代表権問題、国際通貨問題等における政府の失態は、まさに佐藤内閣に将来を予測し洞察する能力が欠如していたことを何よりも示すものでありました。
中国の国連代表権問題あるいは国際通貨問題は、まさにあなたの将来を予測、洞察する能力が欠如していたことを示すものではないかと思われるのであります。 また、第四次防衛予算の先取り問題は、シビリアンコントロールの最高責任者である総理が、みずからそのシビリアンコントロールをじゅうりんし、しかも未曽有の予算削減という失態に追い込まれたのであります。
昨年の九月二十二日に佐藤総理は記者会見をして、中国の国連代表権問題につきまして次のように話された。すなわち「台湾の議席も守り、北京政府をも国連に迎える。そして北京政府を安全保障理事会の常任理事国にする。それが適当な方法である。」こういうふうに話して、さらにその上に、「このわが政府の決定は、中国の代表権問題について、わが政府としての単に一歩前進の決定であるだけでなくて、格段の大躍進である。」
昨年は、日本政府の頭越しにニクソン大統領の訪中計画が発表され、続いて国連総会では、中国が国連代表権を回復し、国民政府を追放するアルバニア決議案が圧倒的多数で可決成立し、国際情勢が大きく変化した年であります。
(拍手) 中国の国連代表権回復の問題、日中国交回復の問題等における佐藤内閣のアメリカ追従一辺倒の姿勢がいかに喜劇的なものであったか、それはいまや国際政局の推移の中できわめて明らかに暴露されました。佐藤内閣の手によっては、平和五原則に基づく日中国交回復は望むべくもないことは、いまやだれの目にも明らかになったのであります。 内政問題での失態については、多言を要しません。
外務大臣は、十月二十六日でしたか、ちょうど国連代表権の中華人民共和国政府獲得が決定された日に、NHKの座談会で、アヒルは、一見静止しているように見えるが、見えないところで水かきを動かしているのだと、なかなか自信たっぷりなことを言われておった。ところが、そのアヒルは一体これからどうなるのですか。先見性を疑いますな。
確かに、形式論から言うと、いままでは中華人民共和国政府の国連代表権を認めないという態度をとってきたわけですね、積極的に、二重代表で。それを今度は入れることは認めるのだから、たいへんな前進だと、こういう印象を与えるような答弁をされるわけだ。だけれども、内容的にいえばどうかというと、けっこうです、お入りなさい、そこだけとると、さも前進のように見えますよ。
中華人民共和国の国連代表権が決定したのであるから、この国際世論を踏まえて、中国は一つであるという従来の方針で、日中国交正常化の交渉過程において日華条約の扱いを解決していく所存である。日中復交の進め方については、しかるべき人を通ずるとか、国連安保理事会の場を利用するとか、いろいろ考えられるが、政局を担当する者が矢面に立ってまっ正面から取り組んでいく決意であるとの答弁がありました。
国際外交の焦点となっておりました中国の国連代表権問題は、去る十月二十六日の国連総会において、圧倒的多数をもって、中華人民共和国の国連招致と国民政府の追放を内容とするアルバニア案が可決し、中華人民共和国の合法的権利が回復されました。
○事務総長(宮坂完孝君) 阿具根登君から「国連におけるアルバニア決議案の採択に関する緊急質問」、渋谷邦彦君から「国連における中国問題に関する緊急質問」、向井長年君から「国連における中国代表権問題に関する緊急質問」、河田賢治君から「中国の国連代表権回復問題に関する緊急質問」、森中守義君から「近鉄事故に関する緊急質問」が、それぞれ提出されております。
国連代表権問題の表決が一つの転機になりましたことは、私宅十分承知しております。政府は、国連の決定を尊重し、中華人民共和国の国連参加を歓迎し、これを契機として、さらに積極的に日中国交正常化に取り組む決意でありますが、国連における問題は、その多数意見を今後の国際協調と平和維持にいかにして結びつけていくかということであります。
政府の中国政策は、国連代表権問題に対する方針を策定する段階ですでに大きく転換しております。政府は、御承知のように、日中関係の正常化を強く希望し、アジアの緊張緩和をはかりたいと念願しております。
○議長(河野謙三君) 日程第一 緊急質問の件 阿具根登君から、国連におけるアルバニア決議案の採択に関する緊急質問が、渋谷邦彦君から、国連における中国問題に関する緊急質問が、向井長年君から、国連における中国代表権問題に関する緊急質問が、河田賢治君から、中国の国連代表権回復問題に関する緊急質問が、森中守義君から、近鉄事故に関する緊急質問が、それぞれ提出されております。
(拍手) われわれ野党は、日中友好、日中正常化、国連代表権回復の重要性を機会あるごとに指摘し、政府に対して反省を求め、日中国交正常化に踏み切るべきことを要求し続けてきたのであります。
それならば、国連代表権問題を一年延ばしにすることによって、日中国交回復への道を打開することに役立つ何らかの情勢の変化を予想されたのであるかどうか、その点をお伺いをいたします。 総理は、日中正常化の方策として「日中両国の間で相互理解と相互尊重の立場に立った新しい原則を確立するとともに、主体的、かつ広範な国民的合意を形成する」と言われました。それはそれで一つの見識であります。
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 政府の国連代表権問題に関する基本的な考え方は、しばしば申し述べるとおりでありまして、もうすでに御承知のことだと思いますが、中華人民共和国の国連代表権を確認し、かつ、同政府が安保理議席を占めることを勧告するとともに、経過的な措置として中華民国政府の議席を維持できるように措置することにありました。